サッカー、ラグビー、バスケなど、試合中は走り通しのスポーツは少なくありません。
試合の勝敗を決める要素として「速く走れる」「持久力がある」は重要です。
「速く走れる」=次への動きの切り替えが速くなる 「持久力がある」=最後まで足が止まらず攻撃できる |
とメリットばかりです。
「走るのが遅くてトライがなかなか取れない」 「守りから攻撃の切り替えが遅くてもう少し速く走れたら」 |
などサッカー・ラグビー・バスケなどのスポーツにて悩みがある方々は必見!
今回は「サッカー・ラグビー・バスケなど走るスポーツにおいて、なぜ走ることが必要なのか?」について解説し、速く走るためのコツをお伝えします。
試合でのパフォーマンスを上げたいお子さん、応援している親御さんは、ぜひ参考にしてください。
正しいランニングフォームでパフォーマンスが上がる理由
速く走るためには正しいランニングフォームを身に付けることが重要です。
その理由が次の3つです。
- 走ることはすべてのスポーツの基礎だから
- スポーツ動作の土台となるから
- ケガや故障を防げるから
それぞれ詳しく解説していきましょう。
走ることはすべてのスポーツの基礎だから
すべてのスポーツの基礎は走りです。速く走るだけでなく、疲れない走りはスポーツが上手くなるには重要。すべてのスポーツの基本として、正しい走り方を身に付けましょう。
そのためには正しい姿勢やフォームを知り、維持することが重要です。まずは、体幹を鍛えることから始めましょう。
正しい姿勢と体幹を鍛える、この二つを同時に身に付ける必要があります。
スポーツ動作の土台となるから
サッカー、ラグビー、バスケなどのスポーツは、走りながら複雑な動作を同時にしなければいけません。そのためには、軸がぶれない安定的な走りが重要です。
それが土台となり、初めて試合でのパフォーマンスがアップします。
体幹を鍛えれば、走る姿勢が安定し、その結果、上半身と下半身の連動性(身体のつながり)が良くなります。
正確な動きやバランスの調整にも重要ですから、パフォーマンスを上げたければ、体幹を鍛えて走るフォームを見直すのが近道です。
ケガや故障を防げるから
走るための正しい姿勢はスポーツパフォーマンスを高めるための基本であり、土台となります。
その状態で練習を重ねることで、疲れにくくケガをしにくい身体作りが初めて可能となるのです。
反対に、正しいフォームでなければ、体のどこかに負担がかかり、最終的にはケガへつながってしまいます。
速く走るためのコツ
速く走るためには、次の4つのポイントを押さえましょう。
- 姿勢
- 目線
- 腕ふり
- 脚
それぞれの部位で気をつけるべき点を見ていきましょう。
姿勢
姿勢は次の点を意識しましょう。
- 首をまっすぐに保つ
- 背筋を伸ばす
- 肩甲骨を寄せる
そして重要なのが腹筋です。腹筋を使って、体が前後左右にぶれないよう姿勢を維持します。体を前後左右に動かすと、肩や背中に負担がかかるので気をつけましょう。
目線
目線は、顎を引いて10~20m前方を見るようにします。視線を前方に向けることにより体が前傾姿勢になり、効率的な推進力が生まれます。
逆に顎を上げてしまうと重心が後ろになり、身体にブレーキがかかってしまうのです。結果としてスピードが出ず、記録も伸びません。
腕ふり
短距離の場合は、肘を90度に曲げて前に振り出しましょう。そしてリズムを大切にしながら大きく振ります。
腕ふりの様子は、YouTubeを参考にしてください。スクールでの指導の様子が分かります。
脚
脚は、次の点を意識しましょう。
- 太ももの付け根から脚を上げる
- しっかりと地面をける
- かかとはお尻に近づける
- ひざは前に突き出すように大きく動かす
- 脚の左右の切り替えを速くする
この動きを意識しつつ、姿勢・目線・腕ふりを同時に意識すれば、かなり速く走れるようになるはずです。
LifeMoreActiveでの取り組み
「短期集中プログラム」では、次のような取り組みをしています。
- 走りの動画を撮影して自分で課題を見つける
- 親子で気付きを共有する
- 基礎的なトレーニングに取り組む
- 親子のコミュニケーションを促す
それぞれ詳しく解説していきましょう。
1.動画を撮影し自分で課題を見つける
動画を確認している様子
初日に各自の走る様子を動画で撮影します。自分が走っている姿を動画で確認したのち、自分で気付きを発表します。
そのうえで目標と課題を自分で決めてもらいます。
2.親子で気付きを共有する
その後、保護者様にも走りの動画を見てもらい、お子さんの走りについて普段から気になっていることや気付きなどを話してもらいます。そのうえで講師が専門的視点からアドバイスします。
よい点をしっかり引き出したうえで、伸びしろポイント(改善点)をお伝えします。
3.基礎的なトレーニングに取り組む
短期集中プログラムでは、動作分析シートにまとめて、個々にお渡ししています。これによって、走りの癖を見える化し、伸びしろポイント(改善点)が明確になります。
走りが速くなる、フォームが良くなるためには「自分で気づく」ことが最も重要です。それぞれの課題を考慮しつつ、基礎的なトレーニングに取り組み、最終日に再びタイムを計ります。
ほとんどの子のタイムが改善していますが、それは初日に伸びしろポイント(改善点)を自覚したからです。最終日の走りも動画に撮るため、良くなった点も確認でき、子どもの自己肯定感も上がる効果もあります。
4.親子のコミュニケーションを促す
「腕ふりが気になるから注意しても、親のアドバイスは聞いてくれない…」
こう悩まれている親御さんも少なくありません。私も小学2年生の息子がいるため、お気持ちがよく分かります。
同じく、息子は私のアドバイスをほとんど聞いてくれません(笑)また、知らず知らずのうちに感情や主観が入ってしまうので、親子喧嘩のもととなる場合も。
そのため、息子の(バドミントンの)指導は、その道のプロにお任せしています。
同じように、お子さんの性格を分析したうえで、私が専門家としてお子さんに合った声かけをしています。さらに親子のコミュニケーションについての提案も親御さんにもさせていただいています。
短期集中プログラムで自分の癖を知ろう!
短期集中プログラムでは3日間のトレーニングで、本当に走りが激変します。それには、動画と分析シートを活用した効率の良い指導が秘訣です。
もし「速く走りたい」とお悩みのお子さんがいらっしゃったら、ぜひプログラムにご参加ください。申し込みをお待ちしています。
※昨年までは走り激変プログラムの名称で実施していましたが、短期集中プログラムに名称を変更致しました。
「短期集中プログラム」については、「短期集中プログラムとは」の記事で詳しく解説しています。
また、講師:谷口恵については「谷口恵って、どんなひと?」を参考にしてください!
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